日立建機、中間期営業利益を25%増と大幅に増加
日立建機は、2027年度上半期において、調整後営業利益を前年比で25%増の751億8600万円と大幅に増加しました。北米の堅調な需要と鉱業部門の活況が好調な業績を牽引し、上半期の売上収益は6980億7600万円と、前年同期比で6.7%増加しました。
建設機械事業は、売上収益と調整後営業利益ともに増加し、それぞれ6.3%増、30%増となりました。南米やインドでの需要が拡大したことに加え、北米では公共投資やエネルギー関連工事が需要を支えました。一方、専門部品・サービス事業は、売上収益が11.2%増加したものの、調整後営業利益は23.9%減少し、顧客の投資抑制や競争激化が影響しました。中間利益は496億8400万円と、前年比で31.6%増加しました。
中東地域を中心とした物流の混乱、世界的なエネルギー価格の高騰、金利上昇といった課題が続く中、日立建機は底堅い業績を維持しました。同社は、部品・サービス部門を中心としたバリューチェーンの改善と円安効果が利益を押し上げたと説明しています。期間中のフリーキャッシュフローは462億7000万円となりました。
日立建機は、通期業績見通しを上方修正しました。油圧ショベルの世界的な需要は引き続き堅調と見込まれる一方、不透明感も残ります。同社は、引き続き強固な業績を維持する方針です。年間配当は1株当たり190円を維持する予定です。
これらの結果は、日立建機の収益性の明確な向上を示しています。調整後営業利益は25%増、中間利益は31.6%増と大幅に増加しました。北米や南米などの主要市場での需要の取り込みと、バリューチェーン効率の改善により、厳しい世界経済環境下でも持続的な成長が期待されます。