パーク24、データ漏洩による特別損失を計上し通期業績予想を修正
パーク24は、カーシェアリングサービス「タイムズカー」で発生したデータ漏洩に関連し、特別損失55億円を計上し、通期連結純利益予想を12.5%下方修正しました。9月下旬に公表されたこの漏洩は、ウェブシステムへの不正アクセスと個人情報の潜在的な漏洩を伴いました。
フォレンジック調査の結果、システムに存在した脆弱性が悪用され、約663万件の顧客データに不正アクセスがあったことが判明しました。これには、氏名、住所、生年月日、電話番号、メールアドレス、運転免許情報が含まれます。また、約236万件の顧客の暗号化された本人確認書類の画像データにもアクセスされたものの、同社は画像自体は直ちに閲覧可能ではなかったと述べています。
同社は、暗号化された本人確認書類の画像データへのアクセスがあった顧客に対し、3,000円相当のお見舞金を支払う予定です。パーク24はまた、本人確認書類の画像の保持に関する社内ルールを見直し、登録完了時に画像を直ちに削除する方針に変更しました。これは、今回のインシデントを受けて講じられた重要な方針転換です。
55億円の特別損失には、漏洩対応にかかる費用(フォレンジック調査、顧客への通知、補償金など)が含まれます。これにより、通期連結純利益予想が下方修正されました。売上高と営業利益は据え置きですが、純利益は減少を見込んでいます。同社は、年間配当予想65円を維持しています。
今回のデータ漏洩と関連費用は、パーク24の収益見通しに悪影響を及ぼしています。このインシデントは、モビリティサービス分野におけるデータセキュリティの重要性と、そのような侵害を軽減するためのコストを浮き彫りにしています。