塩野義製薬、2027年度業績予想を上方修正、中間配当増額を発表
塩野義製薬(TSE: 4507)は、2027年度の業績予想を大幅に上方修正し、中間配当の増額を発表しました。これは、ALS治療薬ラジカット、感染症治療薬、HIV治療薬など、主要事業セグメントにおける好調な業績と、積極的なM&A戦略が奏功した結果です。売上高は7200億円(前期比2.9%増)、営業利益は2300億円(前期比4.5%増)を見込んでいます。
今回の業績予想の上方修正は、成長投資の成果が着実に現れていること、および収益基盤とキャッシュフローが大幅に強化されたことが主な要因です。海外事業においては、ViiV Healthcareとの連携強化、中国市場への進出が好調に推移しています。特に、長時間作用型注射剤であるCabenuvaとApretudeの販売が、ロイヤリティ収入と持分法投資利益の増加に貢献しています。
同時に、同社は中間配当を1株あたり40円(前期比2円増)に増額し、年間配当を1株あたり86円(前期比15円増)とすることを決定しました。これは、15期連続の増配となります。同社は、株主還元を重視し、安定的な配当と成長投資のバランスを重視する姿勢を明確にしています。
塩野義製薬の2026年度の売上高は4996億7700万円、営業利益は1703億600万円でした。今回の業績予想の上方修正は、同社の事業基盤の強化と成長戦略の有効性を示すものです。今後の成長に向けた投資を継続しつつ、株主価値の向上を目指していく方針です。